融通の利かない競売

マンションや戸建ての住宅ローンが滞納されると、金融機関は貸し付けたお金を少しでも回収しようと抵当権を実行し、不動産を競売にかけてきます。競売にかけられると、裁判所が介入しておりますので敷かれた日程に沿って競売活動が実行されていきます。

日程の変更も、不動産所有者の意思とは関係なく、融通も利かずに進んでいきます。

不動産の入札額が低かろうと高かろうと落札され、早期退去を命じられ、落札者からの引越し代もほとんどありません。立ち退きできないと、法律上、不法占拠者となり法的措置(強制執行)をとられる場合もあります。引越しの日程や、不動産の引渡しなど所有者の意思は反映されません。

また、市場価格より低い価格で落札される場合が多く、債務残高もより多く残ってしまいます。家を失った上に、債務残高が減らず、その上、競売申立費用(約60万円~)や遅延損害金(年利15%前後)が上乗せされ請求されてしまいます。さらに、一括で請求される場合がほとんどで、話し合いの余地がほぼありません。

競売にかかると、一般の人々に裁判所にて公開されるので、不動産業や買取業者などが嗅ぎまわり競売物件の情報収集のためうろつかれてしまい、近所の方々に経済状況を知られてしまいます。

引越し日や不動産の引渡し日が自分で決めることができないのは、不自由なことで簡単なことではありません。競売の日程も滞りなく進んでいくでしょう。

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